漫才の教科書をつくりたい

メインは、若手芸人が、その4分間に人生をかける、年に一度の祭典『M-1』に見出せる「おもろい」を分析していきます。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【休憩】心理学的に有効なチャンネル登録者の増やし方

上位のYouTuberはほぼ全員動画中に「チャンネル登録お願いします」「高評価お願いします」と言っている。もちろんそれも大切だが、それだけでは物足りない。では何をすべきかというと、チャンネル登録・高評価をした場合、どういう報酬を受けれるかである。…

YouTubeの動画の撮り方

企画の考え方 まず最初にしなければいけないこと、動画の「対象」はどんな人か?これは前時代的な、年齢や性別などで括ってはいけない。〇〇に興味がある人、〇〇を求めている人など、内容に直結するようにしなければならない。例えば、ゲームで「全年齢対象…

【休憩】Fischer’s-フィッシャーズ-の動画はなぜ試聴されるのか?

3月1日〜3月29日までの動画を分析してみる。 動画タイトル(上から日付順) 1)【パルクール教室】テラスアスレチックスで新しい動きの挑戦しまくってみた!! 2)【激痛】自分にムカついた。 3)【ONE CHIP CHALLENGE】世界で一番辛いお菓子ワンチップチャ…

『M-1 2017』「和牛」決勝・1回目の考察

テーマはウェディングプランナーと大衆受けしやすい。 ボケを普通のことのようにさらっと言うため、ツッコミが際立つが、近代漫才の特長である「複雑な言い回し」「奇抜なワードセンス」は一切問われない。ストレートなツッコミが最大の武器となる。 この漫…

『M-1 2017』「とろサーモン」決勝・1回目の考察

考察 「他の芸人とは違う。」と素人の客にも思わせるような最初と最後。最初の掴みが、キャラ作りを兼ね備えており、「4分」という短い時間のため、時間対費用が最高だった。久保田のだるそうなキャラは、漫才中の長文セリフを言う上で効果的に「ギャップ」…

漫才の笑いと日常の笑い

急に「すべらない話をして!」と言われても、笑いを取れる一般人なんてほとんどいない。それは、「これからおもしろい何かが起こる」と予想(期待)してしまうからである。笑いのハードルが高いということだ。 漫才の笑いと、「すべらない話して!」の笑いは…

『M-1 2018』「かまいたち」決勝の考察

まとめ 客への同意や、客の反応、「客」という存在を存分に利用した、見る人を飽きさせない漫才。必要以上に客に干渉することなく、客との適度な間隔を保ったまま漫才が進んでいく。相方に話すときは「関西弁」客に話すときは「標準語(さらに敬語)」という…

『M-1 2018』「ミキ」敗者復活戦の考察

まとめ 兄弟漫才の利点「家庭感」を存分に利用した、見る人を一切不快にさせない、まるで「かわいい子猫の動画」を見ている気持ちにさせられる漫才。明確な「ボケ」がない分「ツッコミ」の爆発力に期待できないが、漫才中に「大喜利」を行うことで段階的な爆…

『M-1 2018』「霜降り明星」決勝(2回目)の考察

まとめ 霜降り明星の漫才は、「小悪魔系女子とのデート」である。おそらく行動はすべて計算されている。彼氏(観客)はデート中、主導権を握ったかのような感覚に陥る。否、彼女(霜降り明星)が主導権をわざと握らさせている、言い換えると、彼氏に本当の主…